お金の不安が消えないときに効果的がある、2つのワーク。

この記事では「お金の不安が消えない」という悩みを持つあなたに向けて、実際に僕がクライアント様に対して行っているお金に対するネガティブなマインドや思考を切り替えるワークのうち、2つを紹介しますので、参考にしてください。

お金はあればあるだけ、安心かというとそうではありません。億万長者になってもお金がなくなる恐怖を手放せないという人も多くいます。なぜ、恐怖を手放せないのか?その問題が発生する大きなポイントは2つです。

  • 自分にとって必要なお金の量を把握していない。
  • お金に対するネガティブな感情(お金のブロック)を解消していない。

この記事では「お金に対するネガティブ感情を解消していない」に焦点を当てて解説していきます。

なぜ、お金に対するネガティブ感情が生まれるのか?

お金に対するネガティブ感情は、幼少期の家庭環境(特に両親のお金の使い方や両親から言われたこと)やインプットしてきた情報によって作られます。

「お金持ちになれる人/ハーブエッカー・本田健」の中でこのような解説があります。

「お金の設計図」とは、お金に関してどんな価値や思い入れが心、そして潜在意識に刻まれているかを示した図である。この内面にある設計図が、あなたの経済状態をどんな要因よりも大きく左右する。

「お金の設計図」は、お金に対する考え方、感情。行動が組み合わさったものだが、過去、とくに幼児期に得た情報に基づいて形成される。

両親、兄弟、友人、権威ある大人、教師、宗教的指導者、メディア、文化などから受けた訓練や学習も強い影響を及ぼしている。

一般的に言って、お金の使い方は、片方または両方の親のやり方を組み合わせたスタイルに落ち着く傾向がある。

お金持ちになれる人/ハーブエッカー・本田健

僕は幼少期、お小遣いがもらえませんでした。

クラスメイトと駄菓子屋に行ってもお金がないから何も買えず、友達からおこぼれをもらっていた悲しさをいまだに覚えています。

 
警部
ビックリマンチョコのお菓子だけをもらっていました・・・笑。
(ビックリマンチョコを知らない人は→こちら

友達はお小遣いをもらっているのに自分はもらえない・・・。ある日、母に「お小遣いがほしい」と言ったら「お小遣い帳をつけるならいい」と言われ、面倒になり「じゃあ、いらない」と言ったことを覚えています。

いつも母親から「お金は大事に使いなさい」「お金はすぐに使わず貯金しなさい」そう言われて育ちました。学校でも同じような教育を受けた記憶があります。

だからお金は「簡単には手に入らないもの」「苦労しなければいけないもの」「簡単に使ってはいけないもの」「お金はものすごく大事で貴重なもの」というイメージを持って育ちました。

子供の頃、銭形平次や遠山の金さん、水戸黄門が好きでよく見ていました。物語の最中には決まって、ニヤニヤ悪い顔で笑いながら箱に入った山積みの小判(賄賂)を「お主も悪よの〜」と受け取る悪代官が登場しました。

子供ながらに「金持ちは欲張りだ」「お金持ちは悪いことをしている人」というネガティブな思考、思い込みが刷り込まれました。

個人起業家でもお金に対するブロックやネガティブな思考があって、お金をいただくことができない。

セールスすることができない。そんなお悩みをよく聞きますが、幼少期に作られたお金に対するネガティブ感情や思い込みがあなたのお金の扱い方に大きな影響を与えているということを認識する必要があります。

お金の不安を解消する2つのワーク

(1)お金に対するイメージの書き出し

お金の不安を解消するワークの一つが、あなたの持っているお金に対するポジティブ・ネガティブの感情や思い込みを思いつく限り、書き出すというワークです。そして、書き出したものを確認しながら「いつ、なぜこの思い込みが生まれたのか」をさらに深掘りします。

例:お金は簡単にはもらえない→親から簡単にお小遣いをもらえなかったから。
  お金持ちは欲張り→子供の頃に見た時代劇の悪役はみんなお金にがめつかったから。

書き出すことによって、あなたがお金に対して抱いている感情や思い込み、その思い込みが作られたプロセスに気づくことができます。

「自分はお金に対して、こんなことを思っていたんだ」。そう気がつくだけで脳は安定し、不安は和らぎ、次の行動に進みやすくなります。

お金に対してどんな思い込みがあるのか?それを頭だけで考えてるとなかなか見つからなくて、漠然と不安な気持ちが広がります。紙に書き出して言語化する、可視化することでそれは見えてきます。

書き出すことについて、こんな脳科学的な裏付けがあります。

テキサス州にある南メソジスト大学のペネベーカーらは、書き出すことによる感情の変化を実験しています。参加者を

①「毎日自分のネガティブな感情について書き出すグループ」

②「感情ではなく、部屋の様子など事実を書き出すグループ」

に分け、毎日書き出すというワークをしてもらったのです。

この結果、「1日15分、ネガティブな感情について書き出す」ことを4日間続けると、一時的にはネガティブな感情が強まるものの、長期的にはポジティブになることがわかったのです。

最先端研究で導き出された「考えすぎない人の考え方」/堀田秀吾

僕のクライアント様にこのワークを実施してもらったところ、「頭で考えていたほど、ネガティブな感情がないことが分かって、簡単にお金のブロックがなくなった」と話してくれました。

問題なのは、お金がある・ないではなく、お金に対する不安や恐怖という感情です。お金を稼ぐノウハウを学ぶことは非常に重要なことです。

確認したいのは、ネガティブ感情(お金を失う恐怖や不安)からお金を稼ぎたいと思ったか?ポジティブ感情(お金が増えたらもっと社会貢献できる)からお金を稼ぎたいと思ったか?自分がお金を稼ぐときに使うエネルギーの高さには天と地ほどの差が開きます。

(2)お金を擬人化するワーク


自分がお金に対してどんな感情を抱いているか?ゲームのように遊び心を持って楽しみながらできるのが「お金を擬人化してみる」ワークです。

実際にやってみると自分がお金に対してどんな感情を抱いているか、それぞれの紙幣や硬貨に対してどんな見方をしていたのかが客観的に分かるようになります。

例えば1万円札を紳士な老人、千円札を汗水流して頑張るサラリーマン。五百円は髭を生やした博士などと擬人化するということです。

ある紙幣や硬貨に対しては貴重な存在として見ていたり、嫌悪感のよう感情を抱いていたことが分かったりします。

とくに擬人化することで見えてくるものが「お金をバカにしていなかったか?」「お金に対して嫌悪感を抱いてなかったか?」という潜在意識です。

潜在意識で「お金をバカにしたり、嫌悪感を抱いている」と、そもそもお金を持つこと自体が嫌になります。

こんなものは早く手元からなくなったほうがいいと潜在意識で思っていると実際に手元からお金がなくなっていきます。

仕事でイライラしながら稼いだお金は、そのお金にもイライラが入り込んでいるのでパッと使ってしまおう、早く使ってしまおうという意識が働きます。お客様から感謝の気持ちで受け取り、稼いだお金は感謝の気持ちで本当に必要なものにお金を使えるようになります。潜在意識の不思議なお話です。

話がそれました。お金に対する嫌悪感を解消するためには、目をつぶって頭の中や手で水をすくうような形で両手を目の前に出して、その手のひらの中に擬人化したお金さんを3D化します。名前もつけてあげてください。

それができたらそのお金さんがなんと言っているか、どんな表情をしているかなどを考えてもらいます。もちろん直感や感覚で大丈夫です。

例えば「ワシのことをバカにしてると怒ってる」とか、「いつも大事にしてくれてありがとうと喜んでいる」など

擬人化したお金の表情や言葉はあなたがお金に対して抱いている思いそのままを投影しています。

ネガティブな感情や言葉が多かったら、擬人化したお金さんに「感謝」の気持ちを伝えたり、暖かくしてあげたり、洋服を変えたり、光を当てたり、大きくしたり小さくしたりします。

そうすると不思議と擬人化したお金さんの表情や言葉が変化します。

「さっきまで怒っていたけど今は笑っている」など。変化を感じたら、自分の体の好きな部位に擬人化したお金さんを戻してあげます。

頭の中で想像した人は頭から好きな部位に移動させる感じです。

手のひらに出した人は好きな部位にいれるイメージで両手の手のひらを身体にそっと置いてください。

このワークを実施することでお金に対する不安が和らいだり、お金に対する感謝が生まれます。

まとめ|お金の不安が消えないとき

「お金の不安が消えない」という悩みを持っているあなたに向けて、実際に僕がクライアント様に実施していただき、お金に対するネガティブマインドや思考を切り替えるのに効果のあったワークを2つ紹介しました。

本文にも書きましたが、問題なのは、お金がある・ないではなく、お金に対する不安や恐怖という感情です。

お金に対して不安が強い方や個人起業家でお金に不安があってセールスが苦手という方にもオススメのワークになりますので参考にしてください。

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