パフォーマンスを高めて、お金を生み出す時間管理術「5つのポイント」〜10冊以上の「時間管理術本」をまとめてみた

 

警部
この記事では、パフォーマンスを高めてお金を生み出す時間の使い方を「5つのポイント」で解説します。「1日の時間が足りない」そんなあなたにおすすめの記事です。

お金は取り戻せても、時間を取り戻すことはできません。そして時間は24時間、全ての人に平等に与えられています。

だからこそ、無駄な時間を徹底的に排除して、生み出した時間をどのように使うかで人生の豊かさ、つまりは経済と精神の豊かさはかわります

刑事時代はつねに時間に追われていました。突然発生する事件、アナログな事務作業、足を使う事件捜査、もっと効率的で最小限の力(時間)で最大限の効果を得たいと常々考えていました。

今まで時間管理などに関する本を多く読んできて、時間術に関してどの本にも書かれていた本質的で大切なことをギュギュッと僕なりの視点で5つにまとめたので参考にしてください。

お金を生み出す時間の使い方「5つのポイント」

①自分の価値観、価値基準を明確にする。

全ての本に共通して書かれていたのが「自分が大切にしたいものを明確にする」ということ。

そもそも価値基準が明確になっていないと自分がなにに時間を使いたいのか?「優先順位」がわかりません

人は判断基準がハッキリしていないとその場の雰囲気に流されます。そして、本当はやりたくないことに時間を使ったり、人のために時間を使って良い人で終わってしまう、短絡的に「お金が儲かる」詐欺紛いな情報に目が向いて、結果的に時間とお金を無駄にします。

だから自分が何に時間とお金を使うべきか、自分の価値観を基準にしましょう。

7つの習慣では、自分の価値観や信念を「ミッション・ステートメント」と呼んでいます。

私たちの何気ない選択や行動は、意識・無意識にかかわらず、自分の価値観・信念に基づいて脳が自然と行なっています。

「愛」という価値観を持っている人は、脳がその人にとって「愛」のある環境、行動、人間関係を求め、その情報をキャッチしようとします。本屋に行っても自然と自分が気になる本が見つかるのもこの仕組みのおかげです。

自分の内側から湧き出た価値観・信念を持つことは、人生を主体的に生きることにつながります。

では、価値観・価値基準はどうやって見つければよいのか?自分に対してこう自問自答してください。

人生で大切にしているものは何ですか?

お金、家族、挑戦、優しさ、愛などなど。色々出てくると思いますが、パッと出てくるものは表面的なものが多いです。ただの「欲望」である可能性も高いです。

だから「なぜ大切なのか?」その理由を深く掘り下げていくということで心の深い部分とつながる本質的な価値観・信念が見つかります。

家族が大切という価値観がでてきたら「なぜ家族が大切なの?」、家族の笑顔を守りたいから「なぜ笑顔を守ることが大切なの?」・・・そうやって掘り下げていくことで自分が本当に大切にしているものが見えてきます。時間はかかると思います。

掘り下げる手間を惜しまず、行動した人だけが人生を切り開くことができます。大切にしているものを明確にするに当たって、重要なポイントは2つです。

価値観・信念を明確にする重要な2つのポイント

ポイント①〜パソコンやスマホに打ち込むのではなく、「手書き」すること

手書きにする理由は、脳がクリエイティブになること、書いた時の感情をそのまま文字にできること、デジタルツールとの情報量の違いです

経験上、パソコンで打ち込むとキレイに作ろうと思考も手も止まりやすいです。ノートに手書きする場合は自由度が高いため、いろんなアイデアが出やすく、クリエティブな発想も出ます。

また、嬉しい時は大きな文字になったり、辛い時は小さい文字になったり、同じ言葉でも違う時間帯、場所、その時の気持ちによって書き方や字の大きさに違いが出ます。自分にとって大切な価値観・信念を見つけるときは感情が一つの鍵になります。

あとから見返したときにどんな感情を抱いたか?それはキーボードで打ち込んだ文字では出せないアナログの強みです。また図を書いたり、余白に追記したりという作業の容易さでもアナログに軍配が上がります。

「超戦略ノート術/DAIGO」より引用

最近はスマホやタブレット端末でメモを取ることは普通になりましたが、学習効果の面から見れば、いまだに手書きの優秀さにかないません。

その証拠に、2017年にリーズ大学が発表した研究があります。(中略)分析の結果わかったのは、何らかの記憶を行う際には、アナログの方法を採択した方が記憶の定着や目標達成の効果が高いという事実でした。

ポイント②〜「自分」が人生で大切にしていることに意識をフォーカスする。

人は今までの人生経験や生活環境、人間関係で様々な価値観を抱いて成長していきます。

自分の価値観にもとづいて何でも自由に行動することができた、そんな人は少数のはずです。自分が持っている価値観や信念は「親」や「先生」「社会の常識」などによって植え付けれたものが多い。

だから、自分の人生において大切なものは何か?それを何度も自分に問いかけて「誰かのためじゃない、世の中のためじゃない」自分が人生で大切にしている価値観・信念を明確にしてください。

「お金」「友達」「家族」など他人視点や社会的視点の価値観・信念が多い場合は自分軸ではなく、他人軸になっている可能性を疑ってください。

自分の価値観・信念に基づいた本当にやりたいことを目に見えるカタチでハッキリさせることは、経済的にも精神的にも豊かな時間を手に入れる第一歩となります。

仕事だけでなく、趣味や人間関係、健康など様々な分野における大切にしたいことが出せると人生の充実度は増えます。ネットなどで「人生の輪」「バランスホイール」を検索して、参考にしてください。

②判断に迷う時間を最大限減らす

「あれをやろうか?どうしようか?」そんな風に迷うことがありませんか?迷う時間はムダな時間につながります。迷う時間を可能な限り少なくする。それが時間管理において重要です。

「執事が目にした!大富豪がお金を生み出す時間術/新井直之」より引用

時間がない、時間がないと言っている人には共通点がございます。それはズバリ、迷う時間を多くお持ちであること。大富豪のみなさまには、最短距離で成功へつながる判断基準がございます。

やるか、やらないか。その判断に迷う時は完璧主義になっていないか?自分を客観的に見る必要もあります。

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迷う時間を減らす2つの効果的な方法

その1〜事前に判断基準を決めておく
タクシー?それともバス?食事は自炊、外食?人生は選択の連続です。
価値観・価値基準が明確になっている人はイレギュラーな事態でも慌てません。
こういう時はこういう行動を取ると事前に判断基準が明確な人は、時間をムダにしません。
選択能力を向上させる一つの訓練としてオススメなのが「外食したときはレストランに入ってメニューを1秒で決める」というもの。「ほんとうに頭がよくなる「速読脳」の作り方/苫米地英人」で書かれていた訓練法で、選択能力向上にもつながると実体験から感じています。
その2〜ピンと来た直感に従う。

直感は、今まで脳に蓄積されたデータを高速検索した結果、導き出された選択で時間にして2秒とも言われます。イスラエルのある大学の研究による人間の直感の的中率は90%と言います。

成功者や優秀な経営者ほど直感を大事にしているという話を良く聞きます。刑事時代も「うーん」って考えるより、そのときに「パッと」浮かんだ発想や判断の方が上手くいった記憶があります。

直感って、その場でなんとなく思いついたように感じますが、実は今までの経験に基づいて高速回転した脳の選択によって導き出された、実は限りなく正しい答えなのです。

③最優先事項に1点集中する

自分の価値観・信念から生まれた、本当に大切なものやお金につながる行動(最優先事項)に自分のエネルギーを集中することはお金を生み出します。

表現や言い方は違っても時間管理に関するどの本にも1点集中することの大切さが解説されています。

心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント/ハイラム・W・スミスより引用

レーザー思考とは、価値観と目標という拡大鏡を使って、毎日の活動について時間とエネルギーを集中することである。

水が出ているホースの口を狭めるほど水が遠くに飛ぶように、やるべきことを絞れば絞るほど、より多くの成果を生み出します。

「7つの習慣」においても、「最優先事項を優先する」は習慣の1つです。時間がいつの間にかなくなる、いつも時間がない、その理由の多くは「色んなことに手を出しすぎるから」です。

多くの人は重要ではない、やらなきゃいけないこと(緊急度が高いもの)に時間をたくさんつかって、空いた時間にやりたいことを入れようとするので本当にやりたいことに時間が使えなくなっています。

1日に使える時間やエネルギーは限られています。あなたにとって最も大切なことはなにか?最優先事項を常に意識して時間をつかうことが最大の成果を生み出します。

余談ですが、ぼくが起業したのも”人生において最優先すべきことは何か?”を考えた結果でした。僕にとって最優先すべきは「家族」であり、「挑戦」でした。その最優先事項を優先するためには警察官を続けることはできない、という結論に至りました。

④時間を計画・検証する時間を作る

成功者は朝の時間を大切にし、朝起きてからのルーティンを持っています。

朝シャワー、ウォーキング、瞑想など。朝30分以上、太陽の光を浴びると脳内から幸せホルモンが放出されて、体内のホルモンバランスも整えられます。ただ朝のルーティーンとしてイチバン取り入れたいことが「計画する時間(プランニング・タイム)」を作ることです。

心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント/ハイラム・W・スミス

毎朝10分から15分の時間を取って、その日1日の計画を立てるということである。このたった1つのことを実行するだけで、あなた自身や周りの人々が驚くほどの結果が出るに違いない。

「計画のために時間を使えば使うほど、全体にかかる時間は少なくてすむ。今日の忙しさに圧倒され、計画の時間をスケジュールから外してはならない」

警部
僕のやり方を紹介します

毎朝、「計画する時間」を作って、実際に行動して使った時間を予定に書き込むということを実践しています。僕が使っているツールは「Ajournal」というiPadの手帳アプリです。

Ajournalの優れているところは

  1. Appleの標準カレンダーやリマインダーと連携できること
  2. 手帳が自分仕様にカスタマイズできること
  3. 無料でも広告表示が出るだけでほぼ全ての機能を使えること

iPadで手帳管理をしている人にはぜひオススメしたいアプリです。

毎朝、タスクを書き出したら優先順位をつけて、そのときに作業に使う予定時間もあわせて入力する。(例:ブログ(1時間)みたいな感じ)予定どおりに行かないことも多いので、作業時間の見積もりは甘めにして、30分から1時間は多めに取ることがコツです。

そして、実際に作業して(ブログを書いたとして)終了したら、そのタスクに取り消し線を引いて完了にする。(例:ブログ(1時間)

時間を甘く見積もってるからだいたい予定時間より早く作業が終了する。そうすると「やっぱり自分ってスゴイ」と自分の中で自信を高めることができるようになります。脳科学的にも「やればできる」という習慣付けにも効果的です。

時間を管理すると無駄な時間も把握できるようになります。もし無駄な時間を見つけたら今までやっていたことを「やらない」「自動化」「外注」の3つに区分けする。

そもそも自分がやらなくていいことは「やらない」。自分がやらなくても機械やツールで自動的にできるものは「自動化する」(例:自動お掃除、自動調理器具などの活用)。自分が頑張る必要がないもの、自分がやると時間がかかり過ぎるものは「外注する」(例:家事代行、バナー作成など)。

時間管理する時間を持つことは「時間を生み出す」ためにも非常に重要です。

⑤無駄はしない、スキマ時間を有効活用する。

日々行う作業に「これは本当に必要だろうか?」という疑問を持つこと、そして「ムダなことはしない」という意識を持つことがシンプルですが、とても重要です。

警察時代に、他の部門に対して事務連絡をしなければいけないことが多々ありました。

ただ電話をすれば自分も相手も作業をストップすることになります。電話は相手の時間を奪う行為であると考えていました。

だから、緊急の用事や電話でなければ伝わらないという時以外はすべてメールにて連絡をしていました。

ぼくが好きでなかった行為はメールをした後に「メールしたので確認してください」という電話でした。組織の常識として残っており、「メールを送ったらちゃんと電話して」と上司に言われたときはとても残念な気持ちになったのを思い出します。

電話のやりとりは時間にしたら、30秒くらいかもしれません。ただ、これを10人にしたら1日5分。1週間(5日)で25分。1ヶ月(20日)で1時間40分。1年(240日)で20時間。積み重ねると大変な損害です。

いま、自分がしている作業がムダかどうかを判断するのに、「これを1ヶ月続けたら、1年続けたらどうなるか?」長期的な視点で考えることがムダに気づく分かりやすい指標になりますのでお試しください。


どんなに時間管理をしっかりしてもスキマ時間というものは必ず生まれます。

だから自分なりのスキマ時間の有効方法を考えることは重要です。

時間が出来たからなんとなくスマホを手に取る。SNSやネットニュースをダラダラ見る。そのような時間の使い方は非常にもったいないことです。

5分の隙間時間が1日に5回あったらそれだけで25分もあります。1週間でなんと約3時間。

スキマ時間に自分を成長させること、お金を生み出すことに繋げれば、経済的に大きな差が生まれます。

まとめ|お金を生み出す時間の使い方

この記事では、お金を生み出す時間の使い方について、5つのポイントで解説してきました。

1つ1つはシンプルで簡単。ですがその効果は絶大です。5つのポイントを実践すればお金を生み出す時間の使い方ができるようになります。

  1. 自分の価値観、信念を明確にする。
  2. 判断に迷う時間を最大限減らす
  3. 最優先事項に1点集中する
  4. 時間を計画・検証する時間を作る
  5. 無駄なことをしない、隙間時間を有効活用する。

特に重要なことは「自分の価値観・信念」を明確にすることです。たったそれだけのことで人生も時間も動き出します。ぜひ、実践して時間を有効活用していただけたら嬉しいです。

追伸|時間管理が学べるオススメ本

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