「自分のやりたいことが分からなくなった」と悩むあなたが疑うべき、2つの着眼点。

この記事では、自分のやりたいことが分からなくなったときに着目すべき2つのポイントを解説します。

この記事を読むことで「私がやりたかったのはこれだ!」という本当にやりたいことを見つけるきっかけを得たり、再び行動するためのモチベーション・やる気が内側から湧き出るようになります。

僕の実体験も交えながら、解説していきますので参考にしてみてください。

人はなぜ、やりたいことが分からなくなるのか?

理由その1〜他者モチベーションで動いている

昨日までめっちゃ行動できていたのに、急激にモチベーションがなくなった。成果が思うように出なくなってやる気が出なくなった。そんなことありますよね。

やりたいことが分からなくなる理由の1つに「自分が何のために今これをやっているのか?」という理由・モチベーションが分からなくなったというものが多いです。

なぜ行動していて、そのような現象が起こるのか?その原因は、そもそものスタート地点が自分発信ではなく、他者からの願望や希望によるスタートである可能性があります。

例えば、「いまは不景気だから公務員になったほうがいい」と先生や両親からそんな風に言われて、「じゃあ、公務員になろうと勉強を始めた」。自分が公務員になろうなんて全く思ってなかったけど、そう言われたら公務員になりたくなってきた。みたいな感じです。
「個人起業家」になれば、PC1台で世界中を飛び回りながら仕事が出来て、高単価での売上も獲得できる、素晴らしいでしょ。やってみない?「そんな生活憧れるやってみたい」そんな感じです。
自分の思いとは違うけど、上司が言ったから、会社の方針だから「給料ももらえるからとりあえずやっている」そんな感じです。
自分の内側から湧き出る情熱をエネルギー源として行動できないときに人は、その行動に疑問を感じるようになります。

「なんのためにこれをやっているのだろう?」「自分がこれをやる意味はあるのだろうか?」

他者から言われたこと、思い込まされたことをエネルギー源にしても、すぐにエネルギー切れを起こします。

やりたいことは、自分の内から湧き出た情熱である必要があるからです。

理由その2〜「必要だから」という理由でやっている。

やりたいことが分からなくなる理由の2つ目に「必要だから(かも)」というものがあります。

例えば、この資格を取ったほうが仕事で有利になるかも、この勉強は(好きではないけど)自分に必要だから、英語を話せたほうが仕事の幅が広がるから。などです。

自分の内側から湧き出る情熱からやりたいことを見つけ、そのために必要な資格がある、勉強したいことがある。それなら順番として間違っていません。

必要だからという理由でスタートすると、苦しみながらその勉強や作業をすることが多くなります。苦しみながらすることは知識として入ってこないし、その技術を習得するにも人より倍の時間を必要とします。

日本人の多くが資格を取ることが大好きです。資格を取ることで自分が一つレベルアップしたような感覚を受けます。その資格を得ることで自分の価値が認められたそんな風に感じてしまう人もいるかもしれません。

資格を取るにも多くの時間とお金を使います。本当にその資格が必要なのか?その資格がないと仕事ができないのか?その資格を得ることで自分をさらに活かすことができるようになるのか?時間とお金を使って資格を得たのに何も活かしていない・・・そんなことにならないように本当に取るべき資格なのかをしっかり見極めることが必要です。

何より重要なことは「必要だからではなく、好きだから」「必要だからではなく、極めたいから」「必要だからではなく、勉強したいから」

一人ひとりにはその人だけが惹かれる。好きなこと、極めたいこと、勉強したいことがあるはず。

一見、他の人から見たら何のためにやっているか分からないようなこと、自分自身もそのときは分からなくても、未来には「このためにやっていたんだ」と、つながることがたくさんあります。


iPhoneを作ったスティーブ・ジョブズが2005年6月「スタンフォード大学の卒業式」で行った伝説の講演を知っていますか?

そこでスティーブ・ジョブズはこのように語りかけています。(一部抜粋)

当時は先々のために点と点をつなげる意識などありませんでした。しかし、いまふり返ると、将来役立つことを大学でしっかり学んでいたわけです。

繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。

だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

当時はただ単にやりたいという情熱に突き動かされただけだと思います。

当時の経験がのちの「究極のシンプルさと美しさを兼ね備えた」iPhoneなどのApple製品に繋がりました。

エヴァンゲリオンの生みの親である「庵野秀明氏」も学生時代に戦艦ヤマトにのめり込み、当時は何の役に立つかなんて分からなかったけど、アニメを制作するようになって、当時の経験がすべて生かされたとドキュメンタリー番組で語っています。

あなたがやりたいこと、好きなこと、極めたいことには必ず意味があります。

やりたいことが分からなくなったときの2つの着眼点

その1【内観不足】

やりたいことが分からなくなるとき、自分が本当にやりたいことが何なのか?内観が不足している人が圧倒的に多いです。

内観とは、簡単に言うと「自分がどんな人間か?」を掘り下げることです。

自分が好きなもの、嫌いなものは何か?自分はいつもどんなことを考えているのか?どんな価値観を持っているのか?などなど自分に問いかけ、自分がどんなことを思っているのか?を客観的に見るということです。

内観で大切なことはとことん掘り下げることが大切です。

自分が好きなものはなに?それに対して出た答えを「なぜ?」「どうして」と掘り下げていきます。
パッと出てきた答えは自分の本質に繋がっていない可能性が高いです。だから書き出した1つの答えにして、さらに自分に問いかけ掘り下げていく必要があります。
警部
僕の実体験を話します。
起業する前の刑事時代。起業するにしても自分の本当の思いを確かめたい。自分が本当に何を望んでいるのか?どうしたいのか?を明確にしたくて、とにかく自分史を書き出したり、自分の思いを書き出し、掘り下げるという作業を繰り返しました。
自分が覚えている幼少期からの出来事、人生に夢中になったこと、好きだったテレビ・漫画・遊び・ゲーム・映画・音楽、自分はなぜ警察官になったのか?退職して何を得たいのか、などなど当時使っていたメモ帳(バレットジャーナル)に思いついたことをとにかく書き出しました。
書き出したらなぜその出来事を覚えているのか?なぜ好きだったのか?何に惹かれていたのか?なぜそう思うのか?とその理由を書き出したり、同じような出来事をグループ分けしました。
その結果、見つかった答えの1つが「本音でいたい」「挑戦し続けたい」という想いでした。
僕は幼少期から本音を言える生活環境や友人関係を持っていませんでした。「本音を言える仲間がほしい」とずっと思っていました。
だけど人とコミュニケーションがうまく取れませんでした。人が言って欲しいだろう言葉を選んでいつも話していました。
本音が言えない辛さ、もどかしさを誰よりも知っています。だから、そんなあなたの辛さに寄り添い、本音100%でやりたいことを見つける”心の真実を見抜く仕事がしたい”と思いました。
犯人を取り調べ、嘘を見抜くことではなく、もっと人を信じたいと思ったからいまの仕事を僕は選びました。

やりたいことが分からない場合、自分を内観すれば本当に望んでいることが見えてきます。

やりたいことがすぐに見えなくても、やりたくないことは必ず見えてきます。

内観は時間がかかるし、面倒だし、まとまった時間を取る必要もあります。

ただ、それに見合う成果を得ることができる非常に有効な手段です。

その2【ゴール設定が不明確】

やりたいことが分からなくなる理由その2は、「自分のゴールが明確になっていない」があります。

ゴールとは簡単に言うと「人生で本当にやりたいこと」。

人生でどんなことを成し遂げたいのか?死ぬまでにどんな生き方をしたいのか?これをしないと死んでも死にきれないことは何か?などを明確にするということです。

人は、人生で本当にやりたい”ゴール”が明確になっていないと行動にエネルギーが生まれません。

その時の感情に流され、「やっぱりやらなくていいか・・・」「大変そうだからやめよう」と行動が止まってしまいます。

ゴールには、こんな世の中にしたい「地球規模の大きなゴール」(差別をなくしたい、戦争をなくしたいなど)、自分の欲求・感情に沿った「個人的なゴール」(お金がほしい、旅行にいきたいなど)の2つがあるとエネルギーを高い状態に維持することができます。

そして、ゴールには仕事、家庭、プライベート、自己成長など様々なテーマで複数のゴールを持つことで日々の行動にエネルギーが生まれます。(「バランスホイール」「人生の輪」などとネット検索すれば、どんなテーマがあるかが分かりますよ)。

ゴール設定については別記事で詳しく解説したいと考えていますが、正しいゴール設定には3つの大切なルールが存在します。

  1. それを達成する方法、手段が全く分からない「現状の外」に設定すること
  2. 「Want to」(心から本当にやりたいこと)のゴールを設定する
  3. バランスホールなどに基づき、「沢山のゴール」を設定する
特に大切なことがゴールを達成するまでの手段・方法が分からないものが本当のゴールです。
例えば「会社員がその会社の社長になる」はゴール設定ではありません。実際に叶うかどうかは別として、どのようにすれば社長になれるかはなんとなく予想がつくからです。予想がつくと人は現状から出ようという行動力を生み出しません。

人は現状を維持しようとするホメオスタシス(恒常性維持機能)という脳の機能があります。生命を維持するために現在の体重や体温などを安定させよう、維持させようとする機能です。

ダイエットやランニングなど新しいことをやろうとしても3日坊主で終わってしまうのも、その機能のおかげです。その機能から抜け出して、新たな行動をするためにもゴール設定は重要です。

脳は自分にとって必要のない情報は集めない”RAS”と呼ばれる機能があります。ゴールを設定することで達成手段が分からないことも「じゃあ、どうすれば達成できるか」を自らに問いかけ、その情報を得ようと勝手に脳は動くようになります。
妊娠がきっかけで妊婦さんを多く見るようになった、書店で子育て本が目に入るようになった。これも今までより脳にとって必要な情報になったので、よく目に入るようになるのです。

僕のゴール設定の一つに「本音100%でやりたいことに挑戦する人を増やしたい」があります。

正直言って、どうすればこれが達成できるのか分かりません。自分が生きている間に達成することもできないかもしれません。でも良いのです。

このゴール設定をすることで「達成するにはどうすればよいか?」を脳が勝手に情報収集するようになります。

本音100%でやりたいことに挑戦する人を増やすためには、コーチングサポートをしたり、自分の思いやノウハウをブログやSNSで自然と発信したくなります。

ブログやSNSが面倒になることも当然あります。そんなときもゴールを思い描くことでブログやSNSが自分にとって何に繋がっているかを理解しているから行動しようという気になります。

まとめ|やりたいことが分からなくなったときの対処法

この記事では、やりたいことが分からないくなる理由、やりたいことが分からなくなったときに着目すべき2つのポイントを解説しました。

やりたいことが分からなくなるときは「内観不足」「ゴール設定が不明確」の2つを疑うべきであると記事で解説しました。

内観は自分はどんな人間かという内にベクトルを向ける作業であり、ゴール設定は何をしたいかという外にベクトルを向ける作業です。

2つを行うことでやりたいことが必ず見えてきます。答えはすべてあなたの中にあります。

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