この記事では、自分の才能を知ってお金を稼ぎたい、人生の充実感を得たいあなたに向けて、才能開花につながる出来事や年齢について具体列をあげながら解説していきます。
この記事を読むことであなただけの才能を見つけるヒントや具体的な方法が分かりますのでぜひ参考にしてみてください。
才能開花に繋がる出来事「ディープインパクト」
本題のまえにこちらの映画(ドリームプラン)知っていますか?
史上最高のテニスプレーヤーと呼ばれる「ビーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」の姉妹をコーチとして、家族として見守り続けた父親「リチャード・ウィリアムズ」の実話を映画にしたもの。
映画を見終わってすぐに「もう一度見たい」そう思ったのははじめてのこと。
2児の父親として、人をサポートするコーチとして、学ぶことがたくさんありました
当時、テニスは白人と富裕層のためのスポーツであり、黒人に対する根強い差別もあった時代。
ギャングが街中で銃撃され、子供たちを熱心に教育すれば、虐待を疑われる。
そんな劣悪な環境でも諦めず自分を信じて、一歩一歩前に進む。
子供たちの可能性を心から信じて、テニスが上達することだけをゴールにせず人格や教育を力を注ぎ、子供にとって大切なことは何かをずっと考え続けた父親の姿勢に感動しました。
物語の終盤で父親が泣きながら娘に語り語るシーンがあります。
「黒人だった俺は子供の時、誤って白人に手を触れて、袋叩きにあった」
「父親はオレを助けもせず見て見ぬふりして逃げた」
「オレは娘から逃げる父親にはなりたくない」
主人公である「リチャード・ウィリアムズ」にとって、この出来事は衝撃的で”人種差別や親の責任を放棄した父親の姿、人に対する信頼など”彼の人生に大きな影響を与えたはずです。そこで”彼の価値観や生き方の軸”が作られました。
この感情を揺さぶる”才能開花”につながる衝撃的な出来事を「ディープインパクト」といいます。
そして成功者と呼ばれる人たちは”12歳まで”に「ディープインパクト」を経験していると言われています。
この考え方は才能心理学という協会を立ち上げた北端康良先生が独自に解明した才能開花につながる理論です。
僕は刑事時代に起業するにしても「自分になにができるかわからない」「自分だけの強みや才能ってあるんだろうか?」そうおもったときに「自分の秘密〜才能を自分で見つける方法」を読んで感銘をうけて、才能心理学の理論を6ヶ月かけて学びました。
そう、才能開花の秘密は12歳までに経験した感情を伴う出来事のなかに隠れています!
具体的なディープインパクトの例
シャネルを創業した「ココシャネル」
シャネルは父親によって11歳で修道院に入れられ、規律だった修道院での生活に嫌気が指し、自由を求めてました。
女性はお人形のようなガチガチの服を着るのが当たり前だった当時、動きずらいという不自由さを解消しようと軽やかに動ける衣類を作り、両手が自由に使えるショルダーバッグを生み出しました。
こうしてのちにシャネルは「皆殺しの天使」というキャッチフレーズをつけられるようになりました。
パナソニックを創業した松下幸之助
幸之助は10歳のときに親元を離れ、丁稚奉公に出されました。
そして丁稚奉公先で見た路面電車に衝撃を受け「これからは電気の時代が来る」と確信して、のちのパナソニックにつながる松下電器を創業します。
人は幼少期の衝撃的な出来事(ディープインパクト)を通じて感情が芽生え、思考と行動が変わり、個性と才能が開花していきます。
図解にするとこんな感じです!
人は嬉しかった・楽しかった出来事(ポジティブイベント)は“もう一度味わいたい”と思うし、悲しかった・怒りを覚えた出来事(ネガティブイベント)は“もう味わいたくない”と思います。
ある出来事も人によっては嬉しかったり、悲しかったり、その感情は変わります。
その感情が個性となり、その感情によって「欲求→思考→行動」も変化します。
その変化によって生まれた行動の一貫性があなたの才能や魅力を磨きます。
例えば「ディズニーに行った」→混んでいてイラっとした場合と楽しかったと思った場合には、感情によってその後の行動は変わりますよね?
- 混んでいてイラッとした→もう二度とテーマパークには行かない
- 楽しかった→もう一度行きたい
僕であれば幼少期に見た祖父から横暴な扱いを受けときに泣きながらガマンする母親の姿がディープインパクト
だから、いま女性に対してコーチングやコンサルティングを提供しています。
アウシュヴィッツを経験したオーストラリアの精神科医・心理学者である「ヴィクトール・フランクル」はこんな学説を唱えています。
幼少期の体験が人格と性格を形成し、その後の人生をほぼ決定づける
【7つの習慣:P78より引用】
大小の違いはあるかもしれませんが、あなたにはあなただけのディープインパクトが必ずあります。それを見つけることであなたの才能や強み、ほんとうにやりたいことが見つかります。
才能開花する具体的なワーク方法
才能開花する、自分が持っている才能を知るためには「自分史の棚卸し」が不可欠です。
生まれてから現在までのすべての出来事を棚卸しするにはかなりの時間と労力を必要とします。だからまずは生まれてから12歳までの自分史を棚卸ししてください。
棚卸しとは「具体的に生まれてから12歳まで(小学6年生くらい)に覚えている出来事をすべて書き出す、テキストに打ち込む」ということです。
12歳までの出来事を書き出す場合、記憶がないという場合も多いです。
まずは覚えている一番最初の記憶を遡って「そういえばこんなことしたな」「あんなことをしたな」と書いていくことで、不思議といろんなことがどんどん思い出せます。
- 大事なことは覚えている”すべてを書き出す”こと。(こんなこと書いてもしょうがいとか、くだらないと思わない)
- ポジティブ・ネガティヴどちらの経験も書き出すこと(ネガティヴな経験も才能開花につながります)
人の記憶は”情動記憶”と言って感情を伴った記憶ほどより強く記憶します。感情を伴った記憶はあなただけの”ディープインパクト”に繋がります。
もう出ないというところまで書き出したら、全ての記憶を眺めて、今の自分の価値観や行動に繋がる出来事がないかを確認しましょう。
- 前者の場合:孤独に作業できる能力や研究できる、自己コントロール力
- 後者の場合:誰とでも仲良くなれるコミュニケーション力や人を楽しませるユーモア力
まとめ:才能開花する方法
すべての人が才能を持っています。もしわたしには才能や強みなんてないと思っているなら、その才能の見つけ方や活かし方が分かっていないだけです。また、持っている才能を信じられないだけです。
この記事では才能の見つけ方を具体的なワーク方法とともに紹介しました。
才能開花のメカニズムを簡単にまとめるとこうなります。
- 生まれてから12歳までの自分史を棚卸しする
- 棚卸した出来事を通じて自分の思考や行動などが変化したことはないか、その出来事がキッカケでやり続けてきたことはないかをチェックする。
- そこで生まれた価値観や行動の変化が才能につながっている
少し大変なワークかもしれませんが、時間と労力をかける意味がありますのでぜひ実践していただければ嬉しいです。実践した結果をコメントなどにいただければ嬉しいです!