松下幸之助に学ぶ「天命の見つけ方」

この記事では「天命の見つけ方」について、経営の神様とよばれた”松下幸之助さん”を例に取り上げて具体的にお伝えしていきます。

自分の使命や天命を仕事にして、そこに時間とお金を使って最高の人生にしたい、またはお金を稼ぎたいと考えている人にはとても参考になると思いますのでぜひ読んでみてください。

天命の見つけるための”2つのポイント”

天命を見つけるために必要なことは結論からいうと次の2つです。

  • 使命を生きること
  • 自分史を深掘りすること

その2つについて詳しくお伝えする前に本題の前に「天命」という言葉にくっついてくるワードとして「宿命」「運命」などがありますよね。

それぞれのキーワードについて僕なりに勉強してきた考え方をちょっと説明します。

宿命・運命・天命・使命の違いについて

  • 「宿命」〜生まれたときから決まっているもの変えることはできない。変えようとするとうまくいかない。(生まれた場所、親、性別、国、DNAなど)
  • 「運命」〜命をどこへ運ぶか?自分の選択次第で変わるもの
  • 「天命」〜天が命じた、または生まれてくる前に自分が決めてきたこの世で果たすべき役割
  • 「使命」〜自分の命(時間)の使い方

大切なことは宿命は変えられないということです。

ぼくが日本に生まれたのを変えることはできないし、いまの両親にうまれたことを変えることはできません。

だから宿命は受け入れる。だけど運命は選択したいでいくらでも変えられる。

ぼくが小学校の時に親から野球をやるか、剣道をやるか?を聞かれ、剣道を選択しました。その理由は兄が剣道をやっていたから、もし剣道をやっていなかったら、警察官にはなっていなかった可能性が高いです。

なぜなら、剣道をやっていたことが活かせると考えて、警察官になったからです。警察官になっていなかったらいまの妻とは出会わず、いまの子供たちも生まれていません。いまコーチとして活動していなかった可能性も高いです。

これを読んでくださっているあなたにもそんな人生の「ターニングポイント」と呼べるものがあると思いますが、人生は選択次第でかわります。

つまり、運命は選択次第でいくらでも変わります。

 

あのときこうしておけばたしかにそんなことありますよね。でも過去は変えられません。だから過去は変えようとせず未来のために生かすことが大切です。

「失敗や教訓を活かして次はどうするか?」をつねに意識すると成長にフォーカスを当てることができるようになります

運命を変えるために必要な”2つのこと”

  1. 学びや経験に時間とお金を使う
  2. イメージを働かせる。

学びや経験に時間とお金を使うことで選択肢が増えます。なぜなら単純に知っていることが増えるからです。

ハワイを知らない人はハワイに行こうとは思わないですよね。お金の勉強をしていない人は「株式投資」や「不動産投資」をやろうとも思いません。

つまり、選択肢が増えることであなたの運命の選択肢は増えるんです。

選択肢を増やすためにオススメの方法
  1. 自分の興味がある・面白そうと思う「本」をたくさん読むこと。
  2. コーチングなどを受けて、自分にとって必要なものを目に見えるカタチにすること。

本は安い金額で自分の知らない知識を得ることができるし、1冊の本で今までに選択肢すらもなかった世界が広がります。

まさのその本を読む前と後で運命が変わるというやつです。

ぼくは本を読んでいたいおかげで今の自分があると確実に言えます。あなたの興味のある分野・読んでいて楽しい分野・読みやすい本を読んで、そこからどんどん読む本を広げていくことであなたの運命の選択肢は無限に増えていきます。

また人生には限りがあるので、自分がほんとうに望んでいることをハッキリさせることも大切なことです。

ホースから出る水をただ垂れ流すより先端をつまんだ方が水は勢いよく遠くに飛びます。それと同じようにコーチングを受けることで自分のなかで本当に欲しかった願望が明確になって、自分にとってほんとうに必要な学びに時間とお金を集中できるようになります。

たとえば「喉が渇いたから何か飲みたい」と「喉が渇いたから家の近くになる自動販売機のコーラが飲みたい」だったらどちらがその行動を実現するスピードが早いでしょうか?

やっぱり後者のほうですよね?それは自分が実現したい行動(未来)が明確だからです。

一人では本当になにをしたいのか分からない、思考がとっ散らかって整理ができない。そんなときはコーチングを受けることをオススメします。

運命を変えるために必要なこと「イメージを働かせる」

イメージを働かせるとは未来をイメージするということです。

警部
「もしこれをやったら未来こうなるかも?」
Aさん
「このまま行ったら未来ヤバいじゃん!」

9時に出社するのに、8時55分に起きたら間に合わないですよねww

9時に出社する未来をイメージしてそこから逆算して起きる時間を決めるはずです。

大きな未来、運命も同じです。イメージ力があなたの向かうべき方向をハッキリ目に見える形にしてくれます。イメージするからこそ、こんな未来にはしたくない・こんな未来にしたいが感覚的にわかるようになります。

イメージする力は人間だけが持っている能力です。イメージできたからこそ人間はここまで進化できたとぼくは思います。

フランスの有名なSF小説家である「ジュール・ヴェルヌ」の名言にもありますよね。

「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
ディズニーランドも最初はひとりの男の空想からでした。物事を現実化する前にはイメージが必要です。
そしてイメージできればそれは現実化することができます。臨場感高く、手を伸ばせば触れるようなまるで目の前にあるかのようにリアルにイメージできる人が成功できる人です。

すこし話がそれましたが、大切なことは宿命は変えられないだけど運命は変えられる。これだけ覚えておきましょう。

さて、ちょっと前置きが長くなりすぎました・・・。

天命を見つけるための具体的なアプローチ

冒頭にもお話ししたように天命は使命を生きることで見えてきます。

使命を生きるには自分史を深掘りしたり、命(時間)をどこに使うかを明確にすることで”決まります”

見つかるという言葉ではなく決まるという言葉を使ったのには理由があります。

使命とは「自分の意志」だからです。

人から強制されたり、決められるものではありません。

使命を難しく考える必要はなく、あなたがここに命を使いたいと思ったらそれが使命です。

ワクワクするなんていいますが、あなたが情熱を燃やしてやり続けたいと思うことだったり、”いまここ”に集中することです。

「経営の神様」松下幸之助さんのエピソード

パナソニックを作った松下幸之助さんは、なんと9歳で火鉢店に丁稚奉公(働き)に出されます。

火鉢を磨く仕事をしたそうですが、手があかぎれになりながらも貧しい家庭を支えている母親を思い出したら苦にならなかったといいます

そして次に自転車屋さんで働くようになり、そこでお客からタバコのお使いを頼まれることが多いから、タバコを箱買いしてお客に売ってお小遣いを得ていたといいます。

また、たまたま対応したお客に全力で自転車を販売したところ、自転車が売れ、その客は「自転車を
買うときはアンタのところで買う」と常連客になったそうです。

そんななか、街中で路面電車を見たときにカミナリが落ちたような衝撃を受け、これからは電気の時代が来ると16歳で電力会社に就職。その後、松下電器を創業しました。

かなり簡略化して書きましたが、松下幸之助は自分が望んでいない丁稚奉公に出されたりしますが、与えられた場所で考え創意工夫しながら、全力でその役割を全うしようとします。

その結果、つぎの道がひらけて導かれるように電気に出会います。

自伝等でしかその内情は知り得ませんが、与えられた環境にグチや文句を言わず、いまここに集中して命を使った(使命を生きた)からだとぼくは思うんです。

松下幸之助は「女性を家事から解放したい」という考えのもとに洗濯機やアイロンなどを開発します。

だからぼくは松下幸之助が好きです。きっと貧しい家庭で苦労する母をずっと見てきたからだと思います。

幼少期の出来事は、自分の天命・使命と必ずつながっています。

松下幸之助にとって電気との出会いは天命との出会いでもありました。

当時、みんながみんな路面電車を見ています。でもそこでカミナリが落ちるかどうかはその人の自分史によって変わります。

あなたの自分史に刺さるものがあるからカミナリが落ちます。

だから、自分史を深掘りして自分の使命を明確にすることは天命に出会う運命を引き寄せます。

天命に出会うためには使命を全うすること。

いまこの瞬間を全力で生きるということです

使命とは自分がどこに命(時間)を使うかということです。

つまらないと思いながら仕事をする

どうしたら面白くなるだろう?と考えながら仕事をする

どちらも同じ命の使い方です。なにを選択するかは自分次第です。

でもこの選択をしたらどんな未来が来るか、わたしたちはイメージすることができます。

使命は、自分で決められます。

「自分がここに時間を使う!」そう決断したらそれが使命になります。

一番いけないのは「これが使命かな?」と言って、決断しないこと。

「どんな出来事や与えられた仕事でもこれを一生懸命やろう、どうしたらもっと楽しくなるだろう?」そう考えることで使命を生きられるようになります。

 

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「刑事を続けたかったのに・・・」そう思って毎日ふてくされていました。

でもある日、仕事で大きなミスをしてしまい、そんな自分のミスを同僚がカバーしてくれたときに、「ふてくされている場合じゃない!どうしたらもっと楽しくなるだろう?どうしたら人に役に立てるだろう?」そう考えるようになりました。

置かれた場所で花を咲かせなさい

数年前に有名になった本の著者「渡辺和子さん」の言葉です。

本書を読んでいないので内容は分かりませんが、どんな場所でも自分が生きる場所はあるし、自分がその現状をどう受け止めるかで現実は変わるという意味にぼくは捉えています。

使命を生きる人には必ず次のステージが与えられます。

ぼくは女性をサポートすることが使命だと確信しています。100%やりたいことに挑戦する女性を増やすこと、世の中を作ることが天命です。

どんな人にも必ず天命があります。

まとめ

この記事では「天命の見つけ方」について松下幸之助さんのエピソードをまじえて詳しく解説していきました。

天命を見つけるために必要なことは2つ

  1. いまここに集中する使命を全うする。
  2. 自分史を振り返り、あなた自身のターニングポイントをハッキリさせる

ぜひ参考にしてくださると嬉しいです。

 

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