- 2022年8月10日
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どうすれば自分の本当の気持ちを知ることができるのか?自分を”1秒”で客観視する方法
この記事では自分の本当の気持ちがわからないと悩むあなたに自分自身を「1秒」で客観視する方法について解……

頑張りすぎて疲れてしまう。でも、頑張らなければ何も変わらない気がする──
そんな“頑張りのジレンマ”を感じたことはありませんか?
今回はそんな頑張りすぎてしまう長女気質な女性にスポットを当てて「頑張りの正しい使い方」を3つのタイプに分けて、あなたの人生が軽やかに進む“頑張り方”をお伝えします。
あるとき、セッションをしていて、クライアントさんがこう話されました。
「これからは、あんまり頑張りすぎないようにします」
ぼくはこう答えました。

頑張ること自体は悪いことじゃないですよ。今までの自分は、頑張ることで結果を出してきたのかもしれない。だから、まずはそんな自分を否定するのをやめよう。
長女さんって、ほんとうに頑張りすぎるところがあります。
ツラいことも歯を食いしばって頑張る!そんな責任感のあるアナタが素晴らしい。
ただ、頑張らない自分には価値がない。楽してお金を儲けるなんてありえない。
──そんな価値観を、意識・無意識のうちに抱いている方が多いです。

ぼくは、「頑張らないことが良い」とも「頑張ることが悪い」とも思っていません。
大切なのは、頑張るというエネルギーの使い方とバランスです。
どんなに大事な仕事でも、一日中作業をすれば身体は限界を迎えます。
仕事が好きで頑張りすぎてしまうと、家庭やプライベートが疎かになり、気がつけば「私の好きなことって何だっけ?」と自分を見失ってしまう。
だからこそ、頑張る“場所”と“量”のバランスがとても大切です。
ただ自分がほんとうに欲しい結果を得るとき、やはり頑張ることは避けられません。
・いまの自分のままでは届かないもの。
・成長のためにステップアップが必要なもの。
・限界を超える挑戦が必要なもの。
そういう場面では、頑張りのエネルギーが必要になるからです!

頑張るにも、3つの種類があります。いまのあなたの行動がどのタイプに当てはまるかをチェックしてみてください。
この行動は、長女さんに多いです。
「逃げるのは悪いこと」「我慢することこそ美徳」「イヤでもやっていれば慣れる」
そんな頭の中の声が聞こえて、心の中にこだまし、まるで修行僧のように、ツラくても頑張ることを選んでしまう。
でも、その“心の声”は本当にあなたのものでしょうか?
もしかすると、「弱音を吐いたら迷惑をかける」「周りの期待を裏切りたくない」そんな思いから、無意識のうちに“頑張る自分”を演じているのかもしれません。
子どものころ、家族や先生に「あなたはしっかり者ね」「頼りになるね」「お姉ちゃんなんだから」と言われてきた。その言葉が、あなたの中の“アイデンティティ”になっているんです。
だから「できない自分」「休む自分」を許せなくなってしまう。
“ちゃんと頑張っている自分”でないと、存在価値を感じにくくなる。
でも、本当のあなたは──「頑張りたい」よりも「安心したい」「認められたい」と願っているのではないでしょうか?
頑張ることが目的ではなく、“頑張った先に得られる安心や承認”が欲しかった。
それなのに、まるで、“頑張り”がやめられないスイッチのように「まだ足りない」「もっとできるはず」と、無意識のうちに自分を追い立ててしまう。
「逃げ出すのは根性なし」「逃げグセがついたらダメだ」「私はこんなことに負けない」
──そんな声が聞こえてきたら、なぜそう思うのか、一度立ち止まって、こう自分に問いかけてください。
「いま私が頑張っているのは、“成長のため”? それとも“罪悪感を減らすため”?」
この問いで、頑張りの“エネルギーの質”が見えてきます。
過去に、親や上司、先生から言われてきた言葉。
「ちゃんとしなさい」「人に迷惑をかけないように」
そんな言葉を守るうちに、“人に迷惑をかけない=良い自分”という刷り込みができてしまったかもしれません。
それがいま、“イヤでも頑張る習慣”として残っている可能性が高いです。
もし、いまの頑張りが「ツラいのにやめられない」と感じるなら、それは“あなたの中の古いプログラム”が動いているだけです。
まずはそのプログラムに気づき、「もうこのやり方は手放してもいい」と心の中で小さくつぶやいてみてください。それだけで、心がふっと軽くなります。
ツラいとき、悲しいとき、イラッとしたとき。なぜその感情が湧いたのか、メモしてみてください。
その瞬間はメモするのが、精神的だったり、時間的に難しかったら、落ち着いたときにあとから振り返ってメモをしてみてください。
ぼくは「感情コントロール」のために、iPhoneのメモ機能で「何時に・誰と・どんなとき・どんな感情が芽生えたか」を記録しています。
冷静に振り返ると、自分の思考や行動パターンを見つめられますし、「次はこうしよう」という対策も立てられます。
この習慣は、頑張りすぎてしまう人にこそおすすめです。
“好き”が力に変わるとき、この頑張り方は、他人から見れば大変そうでも、本人はまったく苦に感じていません。
むしろ「やりたい」「気づいたらやってた」そんな感覚で没頭できる時間です。
それは、自分の才能や喜びに沿った頑張り。
心がワクワクする方向にエネルギーを使っているとき、人は疲れるどころか、むしろ充電されていきます。
いわゆる“天職”や“使命”に近い状態です。
このタイプの頑張りには、「無理」や「我慢」という言葉がありません。
夜遅くまで作業しても、「気づいたら朝になってた」なんてことも。
そんなとき、あなたは間違いなく“流れに乗っている”状態です。
頑張りとは、本来こういう“自然な集中”のこと。努力ではなく「夢中」が原動力になっている状態です。
自分が楽しいと感じることに、「どうすればもっと時間を使えるか?」それを意識するだけで、頑張りの質は大きく変わります。
“越えるための痛み”を味方にする、この頑張り方は自分の未来を切り拓くためのもの。
“成長痛”のように、ツラいけど前に進むための痛みです。
最初はうまくいかないかもしれません。失敗もあるし、できない自分に落ち込むこともあります。
でも、その「ツラい」を乗り越えた先に、必ず“できる自分”が待っています。
このタイプの頑張りは、「今の自分」と「理想の自分」をつなぐ架け橋。
だから苦しいときほど、「これは私が変わっている証拠だ」と捉えてください。
ステージを上げるとき、必ず不安や恐れが出てきます。
それは、あなたが“成長のゾーン”に入っているサインです。
本当に自分を変えたいなら、少しの不快感を“進化のサイン”として受け入れてみましょう。

いまお伝えした《③のツラいけど、成長につながることを頑張る》と《①のイヤでツラいことを頑張る》との大きな違いは、「やりたいか・やりたくないか」です。
そもそも、やりたいくない・できないと自信がない・やりたいけど怖いは、同じように見えて、心の中の想いやモチベーションが全く違います。
人生において大切なことを教えてくれる格言のひとつに「やりたくないは止めろ!怖いは進め!」があります。
もし、あなたがフレンチのコース料理を作ってと言われたら、「自信がない」ではなく、きっと「やりたくない」というはずです。
もし頑張るかどうかの選択を迫られたとき、それが「やりたいことか・やりたくないことか」、この判断軸を大切にすると、選択がスムーズになります。
ぼくは、セッションでクライアントさんが②や③の方向に自然に向かえるようサポートしています。
「やりたいけど、できるかな……」「頑張れば変われるけど、大変そう……」
そんな不安が出てくるのは、次のステージがすぐそこにある証拠です。
どんなに頑張っても、やり方が違えば成果は出ません。
美肌を目指してタワシで顔を洗っても、顔を痛めるだけです。
努力の方向性が間違っていれば、逆効果です。
大阪に行きたいのに、歩いて東京から向かうようなもの。新幹線を使えばすぐに着くのに──。
【頑張るの3タイプ】
① ツラい × 嫌い → “ガマン型”
② 楽しい × 得意 → “夢中型”
③ ツラいけど成長 → “進化型”
👉 “夢中型”と“進化型”にエネルギーを注ぐと、人生が回り出す。
頑張り方を見直すだけで、結果は劇的に変わります。

何を実現したいのかをはっきり言語化する。
努力のベクトルが理想に向かっているか?
いまの頑張りが最短ルートになっているか?
「成長の痛み」か「無理の痛み」かを判断する。
その違いを見極めるためにも、心の声や感情を書き出して振り返ることが大切です。

長女さんは、ほんとうに頑張り屋です。そして、ぼくはそんな長女さんが大好きです。
「頑張らないアイツにイラッとする」そんなときありませんか?(わかる、その気持ち!w)
ぼく自身も“長女気質”を持っています。だからこそ、頑張りすぎて自分を見失う気持ちが痛いほどわかります。
頑張ることは、決して悪ではありません。ただ、頑張り方を間違えないこと。
それが、あなたらしい幸せにつながる“正しい頑張り”です。
今日一日、「どんな頑張り方をしているか?」を少しだけ意識してみてください。
あなたの「頑張り」が、あなた自身の幸せにつながりますように。
完ぺき主義、頑張りすぎ、我慢しすぎ。そんな長女気質な女性が、もっと自分らしく、本当にやりたいことに挑戦できるように。
ぼくは、これからも全力でサポートしていきます。
