この記事ではアップル純正メモを Apple製品(MacBook、iPad、iPhone)と連動・連携しながら120%活用して「インプット&アウトプット」を最大化する方法をお伝えします。
刑事時代からメモ魔であった僕が実際に使っている具体的な方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、本記事はアップル純正メモをうまく活用できていない、またはもっと生産性高く活用したい”初・中級者を対象”としています。
- メモをもっとうまく活用できるようになりたい
- メモ系のアプリでなにを使えばいいのか迷っている
- メモを残しても見つけるのに時間がかかる
- アナログからデジタルに移行したいけど、いまいちどうしたらいいか分からない
元刑事のアナログ・デジタルメモの遍歴
以前アップした「メモ術」でもお話ししましたが僕は忘れることが嫌いです。
この記事ではメモ迷子になるあなたがメモを”120%活用できる”自分に生まれ変わるための具体的な方法をお伝えします。僕は幼少期からメモすることが大好きでした。17年間勤めた刑事時代には上司から「メモ魔」とからかわれるほど、とにかく[…]
これを見ている勉強熱心なあなたも忘れることは嫌いですよね。
気になったことはとりあえず「Apple純正メモ」に保存しています。
ただ「純正メモ」1本に絞るまでには長い道のりがありました。
アナログ系で一番おすすめのメモ手帳はこれ
今までいろんなアナログメモ・手帳を試してきました。その代表が「ほぼ日手帳」「バレットジャーナル」「システム手帳」などです。
刑事時代、情報漏洩防止の観点から予定やメモはすべて手帳に書き込んでいました。メモをすると自分の頭の中が整理されることは経験上知っていました。
「忘れちゃいけないこと」「気になったこと」「これからの捜査予定」などを全てメモしていました。だから僕にとってメモ帳には大量に書き込めるスペースとボリューム感が必要でした。
ただアナログノートは正直不便でした。
- ほぼ日やバレットはボリュームがある分、とにかく重い。
- 物理的に手帳を入れるバックが必ず必要になる。
- 手帳を紛失したら終わるという緊張感が常につきまとう。
- 手帳を忘れると予定が確認できない。
- 色々書きたいことが増えたときに書く容量に物理的な制限がある。
- ノートを新しくしたときなどに内容のお引越しが面倒。
僕の中でアナログ手帳・メモの完成系は「バレットジャーナル」だと感じています。
デコったり、自分好みに使えるカスタマイズ性や自由度、検索能力の高さなどは他の手帳にはない「バレットジャーナル」だけの強みです。既存の手帳が合わない人にはおすすめです。
気になった人はまずは公式ガイドを読んでみることをオススメします。僕もこれを読んで使ってみようと思い立ちました。
今まで主力として使ってきたデジタル系ツール
バレットジャーナルを使いながらも僕はずっとモヤモヤした気持ちを抱えていました。僕が目指したのはデジタルで全ての予定・メモを管理して、スマホでサッと確認できる。そんな状態だったからです。
仕事ではアナログ1本でしたが、プライベートではデジタルツールを活用していました。代表的なものが「Evernote」「OneNote」などです。
数年前まではこの二つを主力にiPhoneのメモはサブ的な使い方でした。
いまは全てiPhoneの純正メモに記憶したいことやアイデアをメモしています。
使わなくなったのは次の理由からです。
【Evernote】
- PDF内の文字検索や画像などの大量保存には有料版の購入が必要
- 読書のアウトプットなど長文の作成途中に落ちる
- 検索に時間がかかる
- 事業撤退が怖い
【OneNote】
- 縦横無限に書き込めるために全体の視認性に欠ける
- 無限に書き込めるためPDF化が困難。
- 制限があった方が使いやすい。
- フォルダの削除に手間がかかる
iPhoneを本格的な第2の脳として使い始めたのは「2021年秋頃」
僕はデジタル機器をAppleで統一しています。「MacBook Pro」「iPad Pro」「iPhone」「Apple Watch」「AirPods Pro」を所有しています。
だからその連携の良さを活かしたい。そして保管先は1箇所にまとめたい。そう思ったからです。
【Apple純正メモの良いところ】
- MacやiPadなど、どのデバイスからメモしても同期が早いこと
- テキスト入力も手書きも簡単に切り替えられるところ
- PDF、音声、画像や動画など、どんな媒体もほぼ保存できてメモ上で再生できる
- Appleが提供しているのでサービス停止の可能性が低い
- テキスト入力と手書きがバランスよく両方できる
メモの目的は「未来での活用」
具体的な使い方ですが、メモは「検索命」です
なぜなら「メモ」は活用するためにあるのであって時間が経てば経つほど、どこかに行ってそのまま埋もれる、つまり腐ります。
眠らせておくとそのままただのゴミになります。
メモの目的は「未来での活用」
これってものすごくストレスですよね・・・一発で検索できるものがメモとして優秀。
メモを未来に活用するために必要な3つのこと
未来の自分のために必要な記事にすぐ辿り着くために次の3つを意識します。
- 「ワード」(自分が普段使っている言葉を使う)
- 「タグ付け」(シンプル・簡潔・抽象的な言葉を使う)
- 「フォルダ分け」(細かくフォルダ分けをしすぎない)
料理と一緒でメモも下ごしらえが9割です。
参考に僕のフォルダ分けです。
各フォルダ名に関する内容をメモとして保存しています。
使いやすくするため、日々フォルダ名を増やしたり減らしたり、試行錯誤してます。
メモフォルダは基本的に思いついたアイデアや雑多なメモです。
検索キーワードでひっかかるようにしています。
検索して一発で必要なメモに行き着くために必要なことが「ワード」「タグ付け」「フォルダ分け」の3つだとお話ししました。
最も意識しなければいけないことは「未来の自分」が記事を見つけるためにどんなワードで検索するか?どのフォルダを見るだろうか?ということです。
メモは未来に活用するためです。そして未来の自分は記憶があいまいです。こんな感じ。
Apple純正メモで使えるノウハウ・便利ワザ
フォルダの作り方
Apple純正メモを開くと分かりますが、最初は「メモ」フォルダしかありません。そこにどんどんメモを入れてもいいのですが、メモが増えるとどこに何を入れたか分からなくなります。
そこで「フォルダ」を新規に作ってメモを振り分けると便利です。
「メモの左下にあるフォルダボタンをクリック(画像参照)」◯PCの場合
「メモの下にある『+新規フォルダ』をクリック」
新規フォルダを作ろうとすると「スマートフォルダ」と「フォルダ」のどちらを作るか選択することができます。
◯「スマートフォルダ」は自動でメモを識別してくれるフォルダ。(手動は不可)タグを基準にそのフォルダに入れるメモを自動収集してくれます。
◯「フォルダ」は手動でメモを入れる。
※スマートフォルダは便利ですが慣れないと使いづらいフォルダでもあります。
フォルダを作りすぎると視認性に欠けるというデメリットが出ます。
そんなときは「サブフォルダ」を作ると見た目がスッキリします。
メモのフォルダを長押しして、別のフォルダに「ドロップ&ドロップする」とサブフォルダを作ることができます。
サブフォルダはデフォルトでは隠れているので、フォルダの右側にある「>」をクリックすると下方向にサブフォルダが展開します。
画像のように「BOOK&資料」の中にサブフォルダを作ることができました。
メモを上部に固定する方法
「このメモはいつも使うものだからすぐ確認できるようにしたい」そんな悩みありますよね?
そんなときはメモの固定機能を使うと便利です。
メモを「左端から右にスワイプする」とメモ帳の一番上に固定することができます。
PCの場合は「右クリック→メモをピンで固定」でOKです。
「備忘録」フォルダ&スキャン機能が便利
すぐ必要ないけどいつか使うかもしれない、いつか必要になるかもしれない、残しておきたい。
「ボールペンの替え番号」「いつか行きたいところ」「気になったラーメン屋」「取扱説明書」などってありますよね?
そういうものは最初からデフォルトである「メモ」フォルダには入れずに「備忘録」という名称のフォルダを一つ作ってまとめると思い出したいとき、何か確認したいときにそこを見ればいいので便利です。
また、紙類をきれいに見やすく保管したいときはスキャン機能を使うと便利です。「新規メモ→カメラマークをクリック→書類をスキャン」をクリックして紙の上にiPhoneを持っていくと自動で綺麗にスキャンしてくれます。
ネットやブログ記事などをメモに保存する方法
ネットやブログで見つけた記事をメモに保存したいときはクリップ機能を使うと便利。
Appleのウェブブラウザ「Safari」では画面下の四角と↑が重なったマークをクリックすると、どこに保存するかという画面が下から出てくるのでそこでメモをクリックすれば保存できます。(※画面参照)
ただこのときにキーワードをちゃんと入力することが大事です。
画面の場合は「Apple」「アップル」「iPhone」「13」「新発売」「スマホ」とか将来、自分が検索するであろうワードを入れることが大事。
「Apple」を検索するためにカタカナで「アップル」と検索してもヒットしません。「Apple」と検索しないとヒットしません。
だから自分が普段使う言葉を入力するのがベスト。両方使いそうなら両方入力が鉄則です。
「#タグ付け」も便利なのでケースバイケースで使ってください。
番外編:スクリーンショットの便利な使い方
Web記事などをスクリーンショット(電源ボタンと音量上げるボタン同時押し)で残すことがあると思います。
スクリーンショットを撮ったあと、撮影部分のみを残す「スクリーン」とWebページ全体を残す「フルページ」を選択できることを知っていますか?
ぼくはWeb記事全体を保存したいときやランディングページ全体を保存したいときなどに活用しています。
残念ながら「フルページ」をメモに保存することはできないので「iCloud(ファイル)」に保存していますが、非常に便利なのでよかったら使ってみてください。
純正メモは何でも保存してその場で見聞きできる
純正メモは動画・音声を保存してそこで聞く・視聴することも可能です。
だから動画を見ながらそのままメモ帳にテキスト入力する、Apple Pencilで手書きするなんて作業も楽ちんにできます。
特定のメモだけを使う方法
PCだけの機能になりますが、フォルダをクリックすると「タイトル」が一覧表示されます。その状態で1つのメモを”ダブルクリック”するとダブルクリックしたメモだけが画面に表示されます。
フォルダなどが表示されないのでライティングに集中したり、ほかのメモを見ながらメモすることが可能です。
クイックメモが便利
僕はFacebookやTwitterなどに投稿するとき、まずはクイックメモにバーっと記事を作ってから投稿します。
PCの場合:マウスで画面の右下にカーソルを持っていくと黒色の画面がちょこんと現れるのでクリックする
iPadの場合:画面右下から中心に向かって指を「サッ」とスワイプする
投稿した記事で残したいなと思ったら「投稿済み」フォルダに移し、いらなかったら削除します。
クイックメモ内に記事は入れすぎると訳がわからなくなるのでフォルダに移すか削除するかはマメにやった方が良いです。
話が脱線しますが、SNSの投稿ネタに悩んだとき、僕は今までに取り貯めている名言フォルダを見ます。すると「これ使える!」が必ずあるのでネタに困ることがありません。
名言ってその人を表すので気になった名言を保存しておくと自分を客観的に知るヒントになりますよ。
Apple pencilの便利機能
Apple pencilを使っている人向けです。iPadの画面が真っ黒のロック状態でも「メモ機能」が使えるって知ってますか?
やり方は簡単。ロック画面を Apple pencilでトントンと2回タップするだけ。そうするとメモ画面が起動します。
寝ているときに突然アイデアが浮かんだり、夢の内容をすぐにメモするために僕はベッドの横にiPad Proを置いておき、真っ暗な部屋でもApple pencilをダブルタッチして素早くメモをしています。何気にかなり便利な機能です。
まとめ:メモを120%活用するために
この記事では、アップル純正メモを120%活用してインプットとアウトプットを最大化する方法について解説しました。
メモは未来への活用が大前提です。
そのために「ワード」「タグ付け」「フォルダ分け」の3つについて、そして ”Apple純正メモ”を最大限活用する方法について記事で詳しく解説しました。
この記事を読んでいる勉強熱心のあなたのインプット&アウトプットを最大化するためのヒントになれば嬉しいです。